今回はroadbikeのボトムブラケット(BB)を交換します。BBにはいろいろなサイズがありますが、今回交換するBBはスレッドタイプのBSA68というサイズになります。古くからあるサイズなので、伝統的なロードバイクや安価なロードバイクに多いです。ママチャリやシティサイクルもこの規格になっているので、ロードバイクのBBにランクアップする人もいます。ちなみに同じ仕組みのスレッドタイプでもイタリアはITA73になりスレッド幅が変わるので購入の際に注意しましょう。

今回このBIKEです。現在スクエアテーパー型のカートリッジ式BB&対応クランクが取り付けられています。これをホローテックⅡ対応のクランク&BBに交換します。 まずは作業をしやすくするためにチェーンを外しましょう。

チェーンの接続にミッシングリンクを使用している方は簡単に外すことが出来ます。

ミッシングリンクをご使用でない方はこのようにチェーン切工具でチェーンを外しましょう。チェーン切工具でピンを抜く場合は、新しいピンの準備も忘れずにお願いします。

では、始めていきましょう。

まずアーレンキーでキャップを外します。これは両方とも左回りです。

キャップが外せました。スクエアの溝が分かります。今度はクランクを外します。

スクエアテーパー用のクランクを外すにはこのコッタレスクランクを使用します。

このようにコッタレスクランクを本来キャップがついていた溝にねじ込みます。

黒色部分をレンチで押さえながら、フライヤーで銀色の部分を締めていきます。 すると、クランクが手前に押し出されてきて外れます。

外れた状態です。スクエアテーパー型のカートリッジ式BBがこちらになります。 反対側も同じ方法で外しましょう。

専用工具であるシマノ用BB外しを溝に当てます。

今回、我が家のラチェットクランクがサイズ適合しなかったので間に互換工具を使います。

このようにして、

左ワン(左足)が左回りで緩み、右ワン(右足)が右回りで緩みます。

外れました!!気持ちいいです。中をついでに清掃しました。

外したカートリッジ式BB。金属製で重たいです。

シマノデュラエース(shimano DURA-ACE)のBB。樹脂製でわずか66g。軽量です。

BBを嵌める前に薄くこのグリスを塗っておくと次回の交換で苦戦しないそうです。

ホローテック用BBを取り付けるには、このシマノの専用工具を使用します。 黒い輪っかのパーツはデュラエースBB専用のアダプターなんですが、デュラエースBBに付属します。

取り付けました。緑色のはもともと塗られていたグリスです。新品らしさにドキドキします。

いよいよクランクを取り付けます。

左アームは取り付ける前に、真ん中の黒い爪を上げておいてください。

まず、手で仮組みをします。

フォーカスが合ってなくてすみません。 真ん中の黒い爪(脱落防止)を下ろしてください。


両サイドをアーレンキーで均等に締め込んでいきます。

最後にキャップを嵌めましょう。

キャップはこの専用工具で締めます。

これで取り付け完了です!